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    October 05

    うしろ姿が雨にけむる街角・・・

    雨のバラード スウィングウエスト 降りしきる雨の舗道頬つたう銀のしずく 傘もささず歩いてた ああ あの人のうしろ姿が淋しそうで 声かけて呼びとめたい なぜか心さそわれて 足止めて振り返れば ああ あの人のうしろ姿が雨にけむる街角 名も知らぬあなたに昔の僕を見た 恋して燃えた日を雨が消してしまった遠い過去の想い出 忘られぬ雨の舗道頬つたう銀のしずく 傘もささず歩いてた ああ あの時の僕の姿に良く似ているあの人 名も知らぬあなたに昔の僕を見た 恋して燃えた日を雨が消してしまった遠い過去の想い出 降りしきる雨の舗道頬つたう銀のしずく 傘もささず歩いてた ああ あの人のうしろ姿が淋しそうで ラ・・・ ここのちょっと遅めの長雨の日々が続いてますが、こんな日にぴったりのこのGS詩を送りたいと思います。老舗ウエスタンバンド、スゥイングウエストがGS全盛時代に発表した、こうじはるかさん作詩のこの曲は当初B面だったのですが、A面以上の評価となり、面が逆転する程ヒットしたそうです。このバンドのヴォーカルは今も俳優として活躍している湯原昌幸さんでしたが、この曲ではリードギターの山本さんがソロをとっています。(後年、湯原さんも単独でこの曲をカバーしました) 冷たく悲しい雨音を想起させるアルペジオに導かれ、自分の心境を雨に濡れる知らぬ人の姿に重ね合わせるという、この頃としてはかなり高度なレトリックを用いています。勿論、「舗道」「街角」という北欧ムードをかきたてるキーワードもしっかり入っています。またこの曲はマイナー(短調)ですが、サビの手前で一旦メジャー(長調)で緊張させて(テンションコードでなくあくまで基本のメジャーコードを使うところがニクい)、刹那、たたみかけるようなドラミングから一気にサビを歌い上げるというGS的な「泣き」もあり、なるほどもともとA面になる素質は十分にあると思ってしまうでしょう。